2016年5月14日土曜日

言葉の裏

 会社で人事制度の説明会がありました。なんでも優秀な人材の流出防止らしいです。これを聞いた社員はどう思うでしょうか?

 普通の人なら、「会社から人材が流出しているのでは?」といぶかしむのではないでしょうか。正直は美徳ですが、言うべきでない言葉もあります。

 誰かに何かを話すときは、それによって「相手が何を考えるか?」まで意識して言葉を選ぶべきです。配慮が足りない言葉を聞けば、相手は失望します。

 以前、「相手の期待を考える」というコラムを書きました。完璧ではありませんが、私は「相手の期待を考える」ということを心がけています。
 そして、今後も気を付けようと改めて思った次第です。

2016年5月6日金曜日

選ばない学生と選ばないマネージャー

 最近は違うみたいですが、少し前までは国立大学に合格するためには、どの教科もまんべんなく勉強する必要がありました。一つの教科に優れているだけでは合格できないので、理系の学生ですら、古文を勉強しました。「ゆく河の流れは絶えずして・・・」なんて感じで。

 有名国立大学の学生には、どの教科も成績が良い人が多くいたと思います。皆様の高校のクラスにも、一人くらいはそういう秀才がいたのではないでしょうか。

 全ての教科で良い成績をとるというのは悪いことではありません。ですが、それは「選択と集中」とは逆の考え方です。全ての教科で良い成績をとるという姿勢を続けていると、社会に出てからはうまくいかないでしょう。「二兎追うものは一兎も得ず」です。増してや、すべてを追うのは無謀です。

 昨今、事業の取捨選択に失敗する企業が少なくありません。いろいろな事業や開発に手を出して、結局、すべてうまくいかないというパターンです。そういう企業のマネージャーは、学生時代にすべての教科で良い成績を取ろうとした人達なのかもしれません。

 ・・・なんてことを思いました。

本屋さん

 久しぶりに渋谷の丸善に行きました。やっぱり大きい本屋さんは素敵です。自分の知らないことが沢山あります。

 OSの作り方とか、セキュリティスペシャリストの資格とか、データベースとか、勉強してみたいことをいくつも見つけました。
 何も知らなければ、勉強を始めることもできません。本屋さんで、「こういう本があるんだ!」ということを知ると、勉強を始めるきっかけになります。それは新しい世界が開けるきっかけです。

 最近は、インターネットさえあれば必要な情報は手に入ります。ですが、本屋さんにはインターネットとは違う魅力があると思います。
 インターネットは、膨大な知識を小窓から覗いている感じです。それに対し、本屋さんは、膨大な知識の中にたたずんでいる感じです。
 インターネットの方が情報の量は多いかもしれませんが、本屋さんの方が視野は広くなれる気がします。

 今住んでいるところの近所には、私好みの本屋さんがありません。加えて、近頃は忙しかったので、勉強意欲が減退気味でした。ですが、久しぶりに大きな本屋さんに行って、「もっと勉強しなくては」と好奇心、向学心が大いに刺激されました。やっぱり大きい本屋さんは素敵です。


・・・でも、今回は本を買ってません。ごめんなさい。orz

お尻の居所

 連休で新幹線に乗りました。新幹線は速くて、乗り心地の良い、素晴らしい乗り物です。新幹線を作ってきた方々に感謝です。

 ところで、座っていて思ったのですが、お尻がムズムズするのはどうにかならないのでしょうか? 隣に座ってたお兄さんも、もそもそ動いていたので、困っているのは私一人ではないはずです。

 お尻がムズムズするのは、同じ姿勢でいるせいで血管が圧迫されるからです。エコノミークラス症候群というやつです。
 改善するには、座っている間に姿勢を変えられるようにすれば良いはずです。お尻で体重を支えたり、膝で体重を支えたり、深く座ったり、浅く座ったり、右に体重をかけたり、左に体重をかけたり、足を踏ん張ってみたり。座席自体が2種類以上の座り方に対応していれば、同じ場所が圧迫されるのを回避できるのではないでしょうか?

 学校の試験のときなどは、座りっぱなしでもお尻がムズムズすることはありません。これは机に肘を乗せて体重を支えているからです。同じように座席の肘掛に体重をかけた姿勢ができるようにするというのも手だと思います。もちろん、隣の人と肘掛を取り合わないで良いようにしないといけません。

 新幹線の座席は、見た目には良くできた作りですが、まだ改善の余地があるかもしれません。

 そんな些細なことを考えながら、新幹線の旅路を楽しんでいました。