2013年1月14日月曜日

あなたが思っている以上に、あなたは・・・


 今回は私のお気に入りのロックバンド、Matchbox Twentyについてです。

 Matchbox Twentyはアメリカのロックバンドです。私が洋楽を聞き始めた頃に知ったバンドで、その頃からずっと私のお気に入りです。

 私が最初に聞いたのは"Disease"という曲でした。この曲は出だしに音が途切れる間があって、そこから激しくなっていく感じが印象的でした。洋楽のロックを聞き始めて間もなかった私には、そういうロックは斬新でした。

 次に聞いた曲は"Unwell"です。この曲はBillboard Adult Top 40 Chartで20週間 1位だった曲です。最初、私はこの曲を好きだとは思いませんでした。イントロがバンジョーで始まるロックで、少し変わっているくらいにしか思っていませんでした。それが何度も聞いていると、だんだん好きになりました。未だに何がいいのか、よく分からないのですが、とにかくいいんです。何か他の曲にない魅力を持っているんです。歌詞の英語も簡単で、「今はちょっと調子が悪いだけなんだ。もうすぐ違う自分になっているはずさ。」という歌詞に、私は何度も元気づけられました。

 Matchbox Twentyの曲はバラエティが豊富です。たいていのアーティストは似たような曲があるものですが、Matchbox Twentyは、一曲一曲に創意工夫があふれています。私は、作り手の気持ちが伝わってくる、そういった創意工夫が大好きです。

 "Disease"と"Unwell"は"More Than You Think You Are"というアルバムに入っています。このタイトルもセンスがいいと思います。自分では気づいていない自分の一面、それを誰かに告げられている感じがします。

 ちなみにですが、ボーカルのRob ThomasはSantanaと"Smooth"を歌った人です。これも大ヒットした、素晴らしい曲です。

 他にも"If You're Gone"、"Bent"など素敵な曲がたくさんあります。興味を持った方は、まずはGoogleで"Unwell"と検索してみてください。

複雑性を回避するには (2011/11/12)

2011/11/12に書いたコラムです。

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 世の中には複雑な問題があふれています。解決したいけど、問題が複雑で、どうすればいいのか分からないということは良くあります。今回のコラムはそういう時の一般的な対処方法についてです。

 複雑な問題の特徴は、それを構成する要素が多いことです。ある要素を動かすと、別の要素に影響してこんがらがってきます。簡単な2択の問題でも、10問あれば1024通りの組み合わせになります。考えるべきパターンがたくさんあることが問題を複雑にしている元凶です。

 複雑な問題への一般的な対処方法は、(1) 問題の構造の把握、(2) 要素数の削減、です。

 まず問題が分からなければ、解答は決して分かりません。問題を正しく把握すればするほど、良い解決策にたどり着けます。まずは問題を構成する要素をリストアップするのが良いでしょう。
 リストアップできたら、次はそれをグルーピングしてみるといいと思います。何が難しいのか、何をどうすれば解決したことになるのか、といったことも考えておくと良いです。

 問題を構成する要素が分かったら、次はそれを減らします。要素数を減らすことは問題を劇的に簡単にします。問題の重要なとこだけ取り出して、重要でないとこは無視します。これは物理の世界で言う近似の考え方です。

 問題の本質を理解し、それを構成する要素を減らして簡単化できたら、解決策はずっと見つかりやすくなります。残念ながら問題を必ず解決できる保証はありませんが、複雑な問題をそのまま扱うよりはマシな結果になるはずです。

 簡単な例として、候補者10名の中から代表3名を選ぶ問題を考えます。10人から3人を選ぶ組み合わせは120通りです。このすべての組み合わせを比較検討するのは大変です。そこでまず1人目を確定させます。そうすると残りの組み合わせは36通りです。84通りは考えずに済みます。1人目の決め方は、考えている問題のもっとも重要なファクターを基準にします。同じ要領で、2人目を決めてしまえば、残り1人は8通りしかありません。1人目と相性の悪い人を入れないといった条件があれば、組み合わせはさらに減ります。こうなると問題解決は簡単です。要素数を減らすということが、問題を簡単化するキーになっているわけです。

 世の中にはKJ法とかタグチメソッドとかありますが、基本的には同じことを言っているのだと思います。カードに書き出そうが、魚の骨を書こうが本質は同じです (そう思っているせいか、私はこういう方法論を勉強してません。ごめんなさい。)。

食べてる時間が幸せなんです (2011/6/12)



2011/6/12に書いたコラムです。

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 私は食べるのが遅いです。普通の人と食事時間を比べると、1.5倍くらいはかかります。待たせると悪いと思って慌てるので、人と一緒に食事するのは苦手です。

 食べるのが遅い原因は噛む回数が多いからみたいです。人に言われるまで気がつかなかったのですが、他の人に言わせるとそうらしいです。子供のころに言われませんでしたか? よく噛んで食べなさいと。素直(?)な私は、いつの間にかよく噛むくせが身についたみたいです。

 よく噛んで食べるのはいいことです。よく噛むことは消化の助けになります。唾液の消化酵素とよく混ぜ合わせるのだから当然です。私は内臓が弱いらしく、噛まずに食べるとおなかの具合が悪くなります。

 よく噛むということは味わって食べるということにもつながります。どういう食材でどんな調味料を使っているか、そんなことを考えていると食事は楽しくなります。急いで食べるなんてもったいないです。

 よく噛むと満腹中枢が刺激されます。食べすぎ防止になるので、ダイエットに効果的です。ダイエットしたければ、まずはよく噛んで食べましょう。巷のダイエット方法よりよっぽどお手軽です。

 さらに、よく噛むということは脳を活性化させます。噛んでいるとこめかみが動くのが分かります。米を噛むから"こめかみ"なんです。こめかみが動くと血行が促進され脳が活性化します。数学の問題に行き詰っていても、食事中に解答を思いつくかも知れません。ガムを噛みながらバッターボックスに立つ野球選手がいますが、これも咀嚼によって集中力が増すからです。

 だいたい世の中の人は食べるのが早すぎです。よく噛んで食べるのはいいことずくめなんだから、もっと推奨すべきです。というわけで、私が食べるのが遅いからって白い目で見ないでください。


 ちなみに中島みゆきさんも食べるのが遅いらしいです。昔、お時間拝借というラジオで言っていた気がします。「いーもんねー。みゆきさんと一緒だもんねー」

ウォシュレットの話


 最近のウォシュレットってすごいですね。

 先日、改装されたばかりの近所の図書館に行ったんですが、そこのトイレでびっくりしてしまいました。最新鋭らしきウォシュレットが完備されていて、水を出す・止める、上下左右に動かす、水圧を変えるなどなど、ボタンが10個以上ありました。

 最近の人はこういうのを使いこなすんでしょうか? 昭和人の私には難しくて使いこなせそうにありません。説明書が置いてあると、トイレの中で読むのにちょうどいいんですが。

 私が子供の頃はウォシュレットなんてありませんでした。時代は進化しているとみるべきなのでしょうか? たかがウォシュレットのために、自分が時代に取り残されているような気になってしまいます。

 ところで、このウォシュレットっていくらくらいするんでしょうか? 図書館は税金で運営されているわけで、ということはこのウォシュレットも税金で支払われているわけです。これって必要なのでしょうか? もしかしたら、バリアフリーとか資源とかの観点で有用なのかもしれませんが、私には疑問です。

 ある産業にみんながお金を払えばその産業は発展します。税金がウォシュレットに投入されることで、ウォシュレットはさらに進化するわけです。私が払った税金はウォシュレットの進化のために使われているんですね。別に皮肉を言っているわけではないです。私にはこれが良いことなのか、悪いことなのか分かりません。

 たかがウォシュレットで、考え過ぎかな。

もしも1億円あったら


 もしあなたが1億円を使えるとしたら何に使うでしょうか?

 私の場合、古くなった実家を建て替えたいです。夢がなくて申し訳ない。

 1億円の買い物はなかなか難しいです。クルーザーとかフェラーリとかでしょうか。100万円くらいなら、ブランドものを買ったり、旅行したりすれば、使いきれます。でも1億円となると使い切るのは大変です。宝くじ当たった人はどうやって使うんでしょう? 幾らかは親族に渡して、幾らかは寄付して、贈与税はどうして、などと妄想してみるのもたまにはいいものです。どうせ妄想なんだし。


 では、もしあなたが1億円の借金をしていたらどうやって返すでしょうか?

 年収500万円として、毎年300万円を返済に充てても、完済には30年以上かかります。しかも借金の場合、金利も返さないといけません。年利率1%としても、毎年100万円近くです。そもそも1億円は借りるのも大変です。銀行は返せる見込みのない人には貸してくれません。ということは普通はこんな借金をすることはないはずです。

 1億円なんて私のような庶民にはあまり縁のない世界ですが、年末ジャンボ宝くじが売られているのを横目に、そんな妄想をしてみるのもたまにはいいなじゃいでしょうか?