2015年7月19日日曜日

片付けの第2法則

 以前、片付けの基本法則というのを勝手に作って書きました。今回は、また勝手に作った第2法則です。

 片付けの第2法則は、「ある空間を片付けるには、別の片付けられた空間が必要」というものです。

 同じ大きさの箱A, Bの位置を入れ替えることを考えます。まずAをどこか別の場所に置いて、BをAの位置へ移動、最後にAを元のBの位置に置けばOKです。注意すべきは、箱AとBの場所を入れ替えるために、「別の場所」が必要ということです。
 ちなみにプログラミングの世界では、2つの変数の値をスワップするときに同じことが起きます。変数Aと変数Bの値を入れ替えるには、仮置き用の変数Cが必要です。

 本棚の本を整理するとします。本を置けるのが本棚の中だけだとすると、本棚の空きスペースが1冊分しかなかったら、少しずつしか移動できず、効率が悪いです。本棚の空きスペースが多ければ、一度に仮置きできる量が多くなり、効率が良くなります。
 仮に、本棚をすべて本で埋め尽くしたとすると、そのときの見た目はきれいかもしれませんが、仮置きできるスペースがないから、片付けはできないということになります。


 仮置きできる片付けられた空間が広ければ、別の空間を片付けやすくなります。逆に、仮置きできる片付けられた空間が狭ければ、片付けは難しくなります。部屋の片づけ具合が、現在の部屋の片づけ具合に依存するということは、片付け具合は指数関数ということです。片づいた部屋はますます片づき、汚い部屋はますます汚くなります。
 数学が出てきてしまうのは、理系バカの性質なので、悪しからず。



 とどのつまり、結論は、日々の片付けを効率よくするためには、仮置きできる空間をたくさん用意するべし、ということです。棚や引き出しに隙間なくものを詰め込むと、仮置き場所がなくなるので、きっと次の片付けで苦労します。



 なお「片付けられた空間」の定義があいまいですが、前回同様ご容赦ください。

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