統計処理は大量のデータから本質を見つけ出すのに有効な手法です。ただ、データの取り方によっては間違った結果を与える、ということには注意すべきだと思います。
例えば、インターネット上での販売履歴から需要がないと思われる商品でも、店頭での販売履歴を含めると需要があるということになるかもしれません。
データの取り方は統計処理の結果に大きく影響します。さらに言うと、意図的にデータの取り方を操作することで、統計処理の結果を操作することもできます。(例えば、「このデータはノイズだから省いちゃおう」なんて感じです。)
データの取り方を見ないで、統計処理の結果だけ気にする人が、少なからずいる気がします。ですが、会議室でデータを統計処理しているだけでは間違った本質を見ている可能性があります。間違った結果を出さないために、データを取っている現場に行って、その妥当性を確認するという作業は非常に重要だと思うのです。