「ワイドショーはすごいなぁ」と思うのは、なんだかんだで続いていることですね。内容が批判されることも多いですが、それでも放送を続けているのは逞しいことです。ネタを集めて番組を作るのは大変な仕事だと思います。
しばらくめんどくさくてコラム書いてなかったのですが、ワイドショーの逞しさを見習ってたまには適当に書いてみます。
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交通事故
ここのところ、悲しい交通事故が続いたので、まずは、哀悼の意を表したいと思います。
私なんか、ただの他人でしかないんですが、それでも悲しい事故の報道には心が痛みます。運転には気を付けましょう。
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年金の話
で、続いては話題の年金の話。一世帯あたり2000万円くらい足りないそうです。2000万円という額のインパクトが大きいので、そればかりに注意が向いてしまうのは仕方ないことです。
この話の元々の出どころは金融庁の有識者会議が公表した報告書だそうです。65歳で定年、その後、30年間年金をもらうとすると、毎月の生活費が5.5万円足りなくなるらしく、単純に掛け算して、 5.5 x 12 x 30 = 1980万円ということらしいです。算数が分かれば誰でも分かる計算です。だから算数は勉強しておけと言ったろうに。
毎月の生活費が5.5万円足りないというのは平均値でしょう。医療費がかかる人はもっと必要になると思われます。
この報告書にはまったく悪意はないと思うんです。むしろ報告書をまとめた方々には善意しかないと思います。「皆様、老後の生活のために年金以外のお金も用意してね」っていう意図です。なので、私はこの報告書を批判する気はまったくありません。まぁ、2000万円と聞いた世論がどう反応するかまで想像できなかったのが残念なところですね。
ところで、昨今、日銀は物価上昇率2%を目標とした量的緩和というやつを実施しています。物価上昇率2%というのは、物価が1.02倍になるということです。
1.02倍なんて大したことないと思うかもしれませんが、1.02倍が10年続くと、だいたい1.2倍になります。20年でだいたい1.5倍、30年で1.8倍近くです。簡単な等比級数の計算ですね。数学を少し知っていれば当たり前です。30年で総和をとると、2700万円くらいでした。等比級数の総和も簡単な計算ですが、、、Excelだと一瞬ですね。だから数学は勉強しておけと言ったろうに。
この年金の試算を行った方々は日銀の政策を考慮しているのでしょうか?物価の上昇を無視したのであれば、金融庁は日銀に協力する気がないみたいに感じられます。物価の上昇を知っていて計算に入れなかったのであれば、それは数学を無視している感じがします。
話は変わって、国債の発行残高は1000兆円くらいだそうです。これは将来税金で支払われるであろう借金で、国民一人当たり1000万円くらいです。よって1人当たりさらに1000万円必要になるかもしれません。
いろいろ適当なことを書きましたが、とどのつまり、この試算はすごくおおざっぱな計算だ、というのが私の結論です。こういう試算が悪いとは言わないですが、計算モデルが不正確だとただの数字遊びにしかなりません。
数字だけいじっていても意味がないんです。だから数学なんか勉強してもって言ったろうに。あれっ?
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投資のお話
お金の話でもう少し追加しておきましょう。年金だけでは足りないお金をどうするかという話で、投資が推奨されているみたいです。
将来のために投資をしましょうって、なんかそんな詐欺があった気がするんですが。。。
投資は成功する人と失敗する人がいます。投資をやって失敗して生活費がありません、ということになりそうで不安です。
そもそもみんなが投資をしたからって、経済が活性化するわけではありません。お金の計算だけならただのマネーゲームです。数字で遊んでいても意味はありません。だから数学なんか勉強してもって言ったろうに。。。あれれっ?
重要なのは金勘定ではなく、どういった産業を発展させるかです。
太陽光発電を発展させるなら、そういう風に制度を作れば良いということですね。そしたら、みんなが投資をします。そして、制度が悪ければ、失敗に終わるんです。
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地上イージス
話は変わって、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備が検討されているそうです。名前が小難しいので、略して地上イージスと呼ばれているようです。要は北朝鮮からのミサイルへの対策です。
ミサイル打たれて街が破壊されました、なんてことになったら大問題です。だからお金をかけて迎撃システムを配備しようということらしいです。起きるかどうか分からない事態の対策もしないといけないから大変です。
で、地上イージスの配置場所を検討するときの迎角の値に間違いがあったそうです。グーグルアースの断面図を、ディスプレイに定規を当てて測ってしまったとか。
迎角なんてあまり考えたことないだろうし、断面図があったらそのまま測りたくなる気持ちは分からなくはないです。でも、何億円という規模の問題で、こんな恥ずかしいミスをするとは。しかもチェックをすり抜けて公表しちゃうとは。
候補地近隣の住民が怒るのは当然ですね。だから数学は勉強しておけといったろうに。
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レジ袋規制
では、次です。レジ袋を規制しようという動きがあるそうです。
「ちっさ」と感じたのは私だけでしょうか?対象が小さすぎるでしょう。少し前にプラスチックストローをやめるみたいな話もありましたが、これも対象がすごく限られていると思います。
「容器包装リサイクル法」というのがあるのをご存知でしょうか?1995年に制定されているらしいです。スーパーマーケットとかにプラスチックトレイの回収ボックスがあるのはこの法律の影響です。
せっかく容器包装全般を対象とした法律があるのだから、レジ袋だけ気にするのではなく、もっと広い目線で検討して欲しいものです。
そういえば、レジ袋の規制に対するコメントで、「ゴミ袋に使えるから困る」なんてのを見かけました。地球の環境問題とご家庭のごみ問題を同じレベルで比べている感じです。木を見て森を見ずと言いましょうか。もっと広い目線で考えて欲しいものです
私は、「ゴミ処理にはお金がかかる」→「ゴミ袋は有料」→「ゴミを減らす」、という流れが正しいと思います。
それと、先ほどの投資の話と絡めるなら、「環境負荷の低い材料の推奨」→「みんなが投資」→「新しい産業の発展」、という流れが起きるといいですね。
余談ですが、私はかれこれ何年もエコバックを携帯しています。たたむと財布くらいの大きさになる袋で、まったく不便はないです。むしろ、レジ袋はゴミになって邪魔です。店員さんがサービスでレジ袋に入れてくれるのは分かるのですが。。。レジ袋がサービスであるという価値観は変わって欲しいものです。
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入試不正
入学試験の季節は終わっちゃいましたが、医学部の入試不正なんて話題がありました。ワイドショーっぽくこの話題にも触れておきましょう。
一部の大学の入学試験で女性や浪人生が不利になるようにしていたそうです。まぁ、テストの点数で合否を決めると言っておいて、裏で細工をしてたらまずいですね。
不合格にされた方々はご愁傷さまです。諦めずに医者を目指すもよし、別の道を探すもよし。前向きに強く生きていただければと思います。他人事なんで適当ですが。
正直な私の意見を言うと、男女で区別するのは悪くないと思うんです。
体力とかに男女差があるのは当然です。業務の都合で男性の医者の需要が多いのであれば、大学が男性の合格者を多くするのは理にかなっています。むしろ社会に出て働くときのことを何も考えずにテストの数字だけで合格者を決める方が良くないと思います。
もちろん、女性が医者になるべきではないとか、女性が劣っているとか言うつもりはまったくありません。女性の方が向いている場合も多々あると思います。誤解なきよう。
不合理な差別は良くないですが、合理的な理由があるなら差異は受け入れるべきです。最近は少しでも差別があると批判される気がして。。。それはやりすぎでは?と思ったりもします。
まぁ、裏で細工するのはやっぱりダメなんですけどね。
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放送後記
しばらくコラムをさぼってたんですが、実は何度か書こうかと思ったりもしてたんです。ただ、書こうと思った内容が世間の常識から少しずれてる気がして。こういう考えの人はいないんかなぁなどと思っちゃって二の足を踏んでました。
まぁ、たいして読者もいないんで、気にする必要はないんですが (^_^)
余計なことを言って批判されるのがワイドショーの宿命です。というわけで、そういうワイドショーの逞しさを見習って、少しずれてる私の思考・妄想を書いてみました。
いつもはもう少し出典を明確にするのですが、まぁ、取材が甘いのもワイドショーっぽいということでご容赦ください。