2017年4月30日日曜日

空と君のあいだにあるアレ

 先日、ヨーロッパへ出張してきました。仕事の合間には街を散策して、「日本と違うなぁ」などと思っていました。

 で、何が違うのかを考えていたのですが、「電線がない」ということに気づきました。ヨーロッパにも色々な都市があると思いますが、私が行った街には電柱、電線がありませんでした。おそらく、地中に埋めてあるのでしょう。建物が密集していないうえに、電線がないので、空が広く感じられました。

 日本に戻ってから、よくよく見てみると、街には電線が張り巡らされています。中には10本以上の電線をつないでいる電柱もあります。電気ケーブル、通信ケーブル、などなどでしょう。

 電線はもちろん現代社会に必要な設備です。
 ですが、電線がない街の景色を想像してみてください。きっと、広い空が見えて、晴れ晴れとした気持ちになれると思います。

 すべての電線を地下にするべきとは言いませんが、少し本数を減らして、整理していくのはいいことかもしれません。
 日本にずっといると、電線を当たり前に思ってしまいますが、そういう当たり前の中にも改善の余地はあるものです。

 たくさん張り巡らされた電線が少しくらい減っても、きっとスズメさんは困りません。

2017年4月23日日曜日

とんでもないタクシー

 人生、色々なことがあるものです。先日、出張の帰りにとんでもないタクシーに乗ってしまいました。

 飛行機で帰るために空港まで行くときのことです。日本国内ですが、そこそこの田舎だったため、ほかの交通手段がなく、飛行機に乗り遅れるのは困るので、少し長距離ですがタクシーで行くことにしました。普通なら40~50分くらいだと思います。

 運転手が、高速道路を使った方がいいと言ったので、高速道路を使ってもらうことにしました。当然、料金所を抜けるのですが、ETCが動作しないというトラブルが発生。
 運転手は、「あれー」と言いつつ、車を後退。
 すぐに、料金所のスタッフさんが、「危険ですから後退しないでチケットを取ってください」とアナウンス。
 ところが、運転手はチケットを取る場所が分かっていない様子。
 怪しい雲行きです。
 
 そんなこんなで、何とか高速道路には入りましたが、何か様子がおかしい。

 また運転手が「あれー」と言いだしたと思ったら、どうやら逆方向に入ってしまったとのこと。仕方ないので、次の料金所で折り返すことになりました。

 高速道路に正しく入れたら、後は道なりです。しばらくして空港近くで高速道路を降りました。
 標識にも空港とあったので、私は、そろそろ着くかなくらいに思っていました。カーナビもついていたので、大丈夫だろうと思っていました。
 が、再び何かがおかしい様子。

 運転手は、なぜか標識とは違う道を進もうとします。
 裏道でもあるのかと思っていたら、そのうち、また運転手が「あれー」と言いだします。どうやら単に道が分かっていない様子。
 標識を見ると、明らかに別方向に進んでしまうので、土地勘のない私も、さすがに道が違うと言いました。

 そんなこんなで、道を探しながら進んでいた時です。車線が合流するポイントで、運転手が、突然、車線に逆方向に進入しました。要は逆走です。私が「えっ」と思った時には時すでに遅く、タクシーは逆走しながら進んでいきます。すぐに正面から別のタクシーがこちらに向かって進んできました。正面衝突の寸前です。
 ダメかと思いましたが、運が良かったのか、何とか衝突はしないですみました。
 そこは、両側に壁がある一車線の道でした。運転手は無理やり進行方向を変えようとします。結局、車の前後を壁にぶつけながらなんとか向きを変えました。

 逆走した道を少し戻ると、正しい折り返し地点があったので、運転手はそこで反対車線に進みました。
 でも、やっぱり道が間違っているので、再び迷子状態に。戻るしかないです。左折して、狭い道に入り、もう一度左折して、少し広い道に出ようとした時です。前の乗用車に接触。普通に事故でした。

 前の車の人は、当然、怒ります。なのに、運転手は事の重大さを理解していない様子。

 結局、前の車の人がやってきて、話をするからということになり、私は別のタクシーを探すはめになりました。


 フライトの時間が迫っていたので、私も自分のことで手一杯です。なんとか近くで別のタクシーを見つけて、私は空港へ向かいました。ちなみに、空港への道は、先ほどのタクシーが逆走した道を、普通に進むのが正解でした。

 料金については、運転手には後で請求するみたいなことを言われたのですが、タクシー会社に連絡したら、払わなくていいとのこと。ちなみにメーターは1万円を超えていました。


 世の中、何が起こるか分からないものです。自分の意志とは無関係に、突然、事件に巻き込まれることもあるのだろうと思います。
 どうしようもないかもしれませんが、気を付けましょう。

2017年4月15日土曜日

サガな話

 先日、YahooのTOPページに「ロマサガ3リメイクが決定」という記事が載っていました。

 ロマサガ3は、私が好きなゲームの1つです。発売から20年以上経っていますが、その人気が今も健在なのはうれしいことです。

 ロマンシングサガのゲームの内容は、YoutubeとかWikipediaとかに詳しく載っているので、そちらをご覧ください。特に楽曲は秀逸なので、おすすめです。

 ところでですが、サガという名前にひっかけた佐賀県とのPRイベントがあります。このWebサイトには、ゲーム風にアレンジされた佐賀県の紹介があります(http://romasaga2.jp/)。ゲームの方を知っていると、佐賀弁に変換されたセリフが面白くて仕方ないです。

 さらに話は変わりますが、ロマンシングサガは舞台化されて、本日から公演が始まるらしいです(http://saga-stage.com/)。
 最近は、漫画が実写映画化されるなんてことがよくありますが、まさか、スーパーファミコンのゲームが舞台化されるとは思いませんでした。元々、ストーリーがしっかりしたゲームなので脚本は面白くなりそうですが、2次元のゲーム画面が舞台化されてどうなるかは想像できません。ファンの評価がどうなるか、気になるところです。

 自分が好きなものを他の人にも好きになってもらいたい、と思うのは人のサガ。リメイク版をきっかけに、ファンが増えてくれたらうれしい限りです。

2017年4月9日日曜日

Google English

 仕事上、英語を使う機会があります。私は微妙な英語力しか持ち合わせていません。なので、そういう時に苦労するのですが、最近はGoogle先生が翻訳してくれるので助かります。

 少しGoogle先生の翻訳で遊んでみました。

 まずは小手調べ。以下の文を翻訳させてみます。
(A) He knows it.
(B) He know it.
(C) He kmow it.

 結果はこうなりました。
(A) 彼はそれを知っている。
(B) 彼はそれを知っている。
(C) 彼はそれを知っている。(修正案がHe know it)

 学校で習う文法では、三人称単数の"s"がついた(A)が正しく、(B)は間違いです。ですが、Google先生は、(B)も同じ意味で翻訳してくれました。しかも修正案なしです。(C)については、Google先生がスペルミスに気付いてくれました。ですが、修正案は(A)ではなく、(B)でした。


 次はもう少しレベルを上げてみます。
(A) Do you stay next week ?
(B) Are you staying next week ?
(C) Will you stay next week ?
(D) Are you stay next week ?

 結果はこうなりました。
(A) あなたは来週滞在しますか?
(B) あなたは来週滞在しますか?
(C) あなたは来週滞在できますか?
(D) あなたは来週に滞在しますか?

 学校で習う文法では、(A)は現在形、(B)は現在進行形、(C)は未来形です。(D)は"stay"を動詞と考えると、文法的に間違っています。"stay"を名詞と考えると、文法は正しいですが、意味が少し変になります。(D)は、テストだと×になるでしょう。
 ちなみにですが、私が間違えて(D)と喋ったとき、相手のアメリカ人は理解してくれました。(A)~(D)で、ニュアンスは少しずつ違うと思いますが、どれも通じる英語のようです。


 正しい文法は大事ですが、Google先生が理解できる程度なら、間違った文法でも意図は伝わるのでしょう。これは、ちょうど外国人が日本語の助詞を間違えるのと同じようなことなのかもしれません。
 そう思ったら、少し気が楽になりました。


・・・まぁ、どのみち、もっと英語を勉強しなきゃいけないんですが・・・


2017年4月3日月曜日

残業しないで何をする?

 残業を法律で規制しようという話が進んでいます。

 こういうことを言ってはいけないかもしれませんが、私だったら残業時間を規制されても隠れて残業すると思います。
 過重労働による死者を出さないために、残業時間を制限するという考え方は安直だと思います。

 「残業しないで、休んでください」と言われても、うしろめたい気がします。
 「残業しないで、自己啓発してください」と言われても、何をすればいいかよく分かりません。
 残業の代わりに何をするかが問題です。

 例えばの話ですが、サラリーマンの仕事には無駄な時間が多くあります(私の偏見かもしれませんが)。介護士は長時間労働が常態化している職業です。サラリーマンに年寄りの介護を義務化すると、サラリーマンの残業時間抑制と介護士の労働時間抑制につながるかもしれません。
 同様に、子供のクラブ活動の付き添いを奨励して、学校の先生の業務負荷を軽減するといった案も考えられます。

 人が動くのには大義名分が必要だと思います。残業をしないということにも、それなりの理由付けが必要です。
 残業の代わりにやるべきこと、つまり合理的な大義名分を用意することが、結果として残業を減らすことになるような気がします。