インターネットが普及したおかげで、様々な統計データを手軽に利用できるようになりました。気まぐれに、統計データで遊んでみようと思います。
まず、日本の人口統計を見てみます。日本の総人口は 約1億2700万人 です。そのうち65歳以上の方が 約3200万人、70歳以上の方が 約2300万人 います。ちなみに、20歳未満の方は 約2200万人 です。高齢者が多いのは一目瞭然です。
70歳以上の方の総数から、年金の総額を推定してみます。70歳以上の方すべてが年間100万円の年金を支給されていたとすると、その総額は 約23兆円 です。70歳以上で年間100万円というのは、かなり適当な値ですが、オーダーはこんなものでしょう。
次に日本の公務員の人数を見てみます。日本の国家公務員は 約60万人、地方公務員は 約300万人 だそうです。年間300万円の給料だとすると、公務員の給料の総額は 約10兆円 です。もちろん年間300万円の見積もりはかなり少ないでしょうが、オーダーはこんなものでしょう。
以上を踏まえて、日本の国家予算を見てみます。日本の国家予算は 約100兆円 です。
国家予算の歳入のうち、税収は 約50兆円、残り 約50兆円 は公債です。毎年、税収と同じくらいの債券を発行しているというのは、素人の私には理解できない事態ですが、日本ではそういう状況が続いています。
国家予算の歳出のうち 約30兆円 は社会保障です。さきほどの年金の推定値を考えると、社会保障というのはほとんど年金のことなのでしょう。歳出のうち、社会保障に次ぐのは、国債費の約23兆円 です。国債をあれだけ発行しているのだから、その返済が多いのは当然です。歳出には、防衛予算や科学振興、公共事業などなど他にもさまざまなものがあります。1項目あたり3兆円で、10項目あれば 約30兆円 です。この3つを合わせれば、国家予算の歳出のだいたいを占めていそうです。
なお、公務員の給料は 約10兆円 と推定しましたが、これは歳出の1割くらいのはずです。多いか少ないかは、私には判断できません。政治的な発言はトラブルの元なので控えます。
多くの方が苦労して作った統計データなのに、雑に扱ってすみません。でも、こういう計算をして、国家予算について考えてみるのも悪くはないのではないでしょうか。
参考:wikipedia人口統計、wikipedia公務員、財務省
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