高齢化が進む日本では、今後、労働人口が減少するから、生産性の向上が急務だ、なんて意見があります。
そうなのかもしれません。
もう少し考えてみます。
歴史的に生産性が向上した事例がいくつかあります。自動車産業の大量生産はその1つでしょう。大規模な工場に労働を集約することで、生産性が大きく向上しました。
農業や運送業、小売業でも同じやり方が通用すると思います。つまり、労働を集約することが生産性の向上につながるわけです。結果、少数の労働者が集中的に働き、不要な労働者は排除されます。これにより一人当たりの労働生産性は向上します。
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昨今の過重労働や格差社会といった社会問題が連想されます。仕事が見つかれば、給料が得られる代わりに馬車馬のように働き。仕事が見つからなければ、貧困にあえぐ。
技術革新やITを駆使して無駄をなくし生産性を上げる。余った労働者には新たなスキルを身に着けてもらい、さらに革新を促す。そういう社会を目指すのは正しいことのように思えます。
ただ、少し間違えると、昨今の社会問題を悪化させるだけになるかもしれないということは、肝に銘じて置いた方がよいのでしょう。
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