普通の会社員が会社のお金を数億円単位で横領するなんて事件がたまにあります。数万円ならまだしも数億円という規模はなかなか巨額です。会社への恨みとかストレス発散とか、動機は多々あるのでしょうが、私にはそんな高額を動かす度胸はないです。
どうしてそんな大胆なことができるのかと不思議に思っていたのですが、なるほどと思える理由を知りました。
実は横領することで、会社に利益があるという理屈があるんです。そのカラクリは税金です。
税金の細かい計算は難しいですが、会社の経費が多ければその分税金が減るということがあるようです。極端な話、経営が黒字でも経費を偽って赤字でしたと言い張れば、日本では法人税は払わなくてよくなります。
"税金が減る分、会社が得するんだから"という考えが裏にあって、無駄な経費を自分の懐へ、という感じです。納得です。
もう少し考えてみると、この場合、会社が納める税金が減るのだから、国民が被害を受けているわけです。
節税なんて言葉がありますが、税金をきちんと払うのは大事なことです。日本では納税の義務があまり重視されていない気がします。
まぁ、あからさまに税金を無駄遣いされるのは大変癪なんですが。
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