2015年4月12日日曜日

パーキンソンの法則

 社会学に「パーキンソンの法則」というのがあります。「公務員は、お互いに仕事を作り出してしまうから、人数が増え続ける」というものです。無駄な手続きが増えて、仕事量が増えて、人員が必要になる、というのはありそうな話です。

 パーキンソンの法則は、公務員に限らず、一般の組織にも当てはまると思います。組織のヒトを遊ばせるわけにはいかないから、不必要かもしれない適当な仕事を与えておく。いつか使うかもしれないという理由で、使えそうなモノを集めると、それを管理する仕事が発生する。そんなこんなが続くと、仕事が増えて、人員が必要になり、組織は肥大化していきます。

 より一般的なパーキンソンの法則は、「ある資源への需要は可能な限り増大する」というものです。

 パソコンのメモリは、あればあるだけ使われます。データが多ければ検索に時間がかかって不便だとは知りつつも、築かれるのはいつも無駄なデータの山です。こういう場合、管理リストを作ろうとしても、リストの更新を忘れたりして、たいていうまくいきません。

 世の中には、増えるのは簡単で、減らすのは難しいことが色々あります。「明日から君の仕事はなくなるよ」なんて、なかなか言えないものです。ですが、増大する一方では、複雑化するだけです。パーキンソンの法則を意識して、無駄な仕事を増やさないように心がけたいものです。


参考:wikipedia

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