最近話題の過重労働の話について、私が感じたことをいくつか書こうと思います。
過重労働で自殺に追い込まれるというのは悲しい話です。亡くなられた方には深くお悔やみ申し上げます。
予め断っておきますが、私は誰かを非難中傷する気はありません。詳細まで知っているわけではないので、失礼な書き方をしてしまったらすみません。
まず1つ目。
ニュースを見ていると、「残業時間を規制しよう」という流れになっているようです。法律を厳しくして過重労働させないという方針に、反対はしません。ですが、それだけを結論にするのには、違和感があります。何でも規則で縛るやり方は好きになれません。個々人が、自分を追い詰める働き方をしないこと、が大事だと私は思っています。
2つ目。
ご遺族の方もかわいそうですが、上司や同僚の方もかわいそうだと思います。自殺に追い込んだという責任はあるかもしれませんが、今後、「誰かを自殺に追い込んだ」という事実を抱えて生きていくのはつらいと思います。また、上司や同僚の家族の方々の気持ちを考えるととても悲しいです。上司の方にお子さんがいたら、その子はどう思うでしょうか?
3つ目。
今回の件は、特に会社のイメージを悪くしました。会社のイメージダウンは、最悪の場合、会社を潰します。会社が潰れれば、全従業員が職を失います。そのきっかけは一人の自殺です。もちろん、過重労働を見過ごしてきた会社は悪いのですが、その会社で働いている多くの人のことを考えると、悪い影響を与え過ぎている気もします。
4つ目。
本来、不当な労働を強いられたときには、労基署に訴えるなり、会社を辞めるなり、取りうる対策がいくつかあります。おそらく、その方が正しいやり方です。疲れて思考力や判断力が低下するということはあると思いますが、それでも自殺はいけません。他にも選択肢はあるはずです。普通に頭がいい人なら、想像力を働かせて、自殺によってどういう影響が出るかを予想するべきです。
私は、この件を聞いて、みんなが間違った選択をしてしまったように感じました。
会社も個人も、とるべきもっと良い選択肢があったはずです。
そして、間違った選択をしないというのは、法律の規制で達成されることではなく、各自が悪い結果にならないように考えて行動することで達成されると思うのです。
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