昔、NHKで放映していたプロジェクトXが好きでした。プロジェクトを成功させるため懸命に戦う技術者たちを尊敬していました。
オリンピックで金メダルを獲るとか、ノーベル賞を獲るとか、そういう特別な業績を残すのは一握りの人々です。目標とするにはハードルが高い世界です。ですが、技術者として懸命に働きプロジェクトを成功させるというのは、目標としてそれほど現実離れしていないと思っていました。
だから、私は、「懸命に働き、何かのプロジェクトを成功させる」、という目標を持って、今の仕事を選びました。
会社に入って、一応、技術者として仕事をしていて分かったのは、プロジェクトを成功させるために懸命に戦う人が思ったより少ないということです。
かつての偉大な技術者達は、昼夜を問わず実験に明け暮れていました。近頃は、36協定とか、労働基準法の規制があるため、長時間勤務は会社に禁止されています。(建て前ですが)
かつての偉大な技術者達は、大学に押しかけてでも、技術を必死に勉強していました。現在は、インターネットでいくらでも情報が得られる割に、勉強不足の人がいます。(私もまだまだ未熟ですが)
かつての情熱的な技術者たちの仕事ぶりを基準に考えていると、周囲に温度差を感じることが多々あります。昔は良かったとか、自分以外の誰かが悪いといったことを言うつもりはありません。それはカッコ悪いので。
私はただ、少しくらい輝いてみたいという一心で、日々、仕事をしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿