インターネットでニュースを見ていたら、COP21の話がでていました。地球温暖化の対策として、CO2の排出規制をするといった話でしょう。そういえば、京都議定書が締結されたのは、1997年のことなので、それからずいぶん経ちます。今後もこうした議論は続いていくのでしょう。
温暖化を防止するために、地球の環境を人間のエゴで破壊しないために、対策を行う、というのはやるべきことだと思います。ですが、「やるべきこと」と「できること」は違います。
どんなに「やるべきこと」でも、実際には「できないこと」もあります。「やるべきこと」を延々と議論しているだけでは意味がありません。「できること」を、少しずつでも、実行していくことに意味があります。
話は変わりますが、日本の財政再建もやるべきことです。異常な借金状態から脱却しないといけません。「やるべきこと」なのは明白ですが、何が「できること」なのかは難しい問題です。
たいていの場合、何ができるかを理解しているのは、現場の人間です。現場を知らない人間は「やるべきこと」を議論して、現場の人間は「できること」をやります。「やるべきこと」を議論している人間は、往々にして、机上の空論に走ります。「できること」をやる人間は、そういった無理な空論に振り回されることがしばしばです。
(私は、どんなことでも現場の意見を尊重すべきだと思っています。だからこそ、自分が現場にいないのであれば、あまり口をはさむべきではないとは思っています。)
最近、会社で「これはやるべきことだから、やろう」という発言をする人がいました。現場を見ないでそういう発言をする人が社会にはよくいると思います。非難する気はありませんが、私自身は現場で「できること」をやる人間でいたいと思っています。
というわけで、私は今日もエアコンを切って、節電に務めています。できることから一歩ずつ。
参考:京都議定書
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