2022年5月1日日曜日

よくある労働時間のジレンマ

 たぶん、よくある話です。


 ニュースなんかで過労死が話題に上ることがあります。労働者の長時間労働を防止するために、労働基準監督署が目を光らせているわけです。

 その結果、労働者が正直に労働時間を報告すると、会社に怒られます。「労基に怒られるから、馬鹿正直に報告するな」となります。


 人手不足が深刻です。会社に人を増やしてもらうには、現状の労働時間を報告しろとなります。「人が足りないなら、労働時間を正しく集計してみろ」となります。


 労働時間を正直に報告すると怒られるし、正直に報告しないと人を増やしてもらえない。ジレンマです。

 結局、苦労するのは現場の労働者です。


 何が悪いんでしょうね。


 私の個人的見解ですが、労働時間を数字で管理しようというのが間違いです。

 残業代を稼ぎたい人が、多めに報告するかもしれません。

 業務が忙しい人にとって、労働時間の集計は優先度が低い業務です。

 業務内容によっては、労働時間の定義が微妙に異なります。

どうして、精確に集計できると思うのでしょうか。

 実際の現場を見て、労働力が足りているか、将来的な人材の育成ができているか、といったことを判断してほしいものです。


0 件のコメント:

コメントを投稿