珍しく東京で電車に乗った時のことですが、小学校5,6年生と思しき子供が本を読んでいるのを見かけました。読んでいた本は、「ピーター・リンチの株で勝つ」。
昨今は、子供も投資を考える時代みたいです。
(私はこの本を読んでいないので、詳しくは知りませんが。)
政府は投資を推奨しているみたいです。少額投資非課税制度 (NISA) や、確定拠出型年金 (Idecoなど) が色々なところで宣伝されています。
(正直なところ、確定拠出年金のように、半ば強制的に投資させられるのは、いい気分ではないです。)
みんなが投資すれば、市場にお金が供給されて、物価上昇率2%の目標も達成できるでしょう。
ワー、スバラシー (棒読み)。
投資は重要な経済活動です。投資で資金が集まる産業は発展します。つまり、将来的に発展させたい産業に投資が行われるようにすべきです。
どの産業を発展させるかの選択は、非常に難しい問題です。政治的な意図も絡んできます。将来を左右する問題である以上、あまり安易に投資を推奨されるのには違和感を覚えます。
ただ株価の数字だけ見て利益を追及するのはマネーゲームです。「利益のためなら、どんな犯罪組織に投資してもOK」ということになってしまいます。
残念ながら、将来の社会を見据えた投資と、ただのマネーゲームとの区別は難しいです。
政府が推奨しているのだから、これからは投資が盛んに行われる社会になるのかもしれません。
私の希望としては、「パソコンに向かっているだけのトレーダー」が得をして、「汗を流して働いている労働者」が損をする、そんな社会にはなって欲しくないです。
余談ですが、今回のタイトルは、Wyclef Jeanの"Sweetest Girl"という曲からとりました。"~work for the president"ってところの歌詞が面白いです。
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