先日、電車で高校生と思しき一団と遭遇しました。登下校の時間にはよくあることです。お喋りしてたり、スマホをいじってたり。
で、彼ら彼女らを見ていてふと思ったのですが、高校・大学の勉強って必要でしょうか?
「社会に出てから、数学や物理が必要ない」なんて意見はよく聞きます。もちろん、人によって必要な知識は異なると思いますが、学校の勉強は得てして実践的ではありません。
役に立つ勉強ということであれば、「第一印象をよくする方法」とか、「確定申告のやり方」とか、「おいしいレストランの見つけ方」とか、を教えてもらった方がよっぽど実用的です。
社会に出てからのことを考えると、学校の勉強は役に立たなすぎます。(専門学校はもう少し違うと思いますが。)
今後、人口減少に伴い、労働人口の減少が予想されています。それなのに、十分な労働力である高校生、大学生が、労働しないで、役に立たない勉強をしているというのは、無駄でしかありません。なんとももったいない。
私が思うに、現場での仕事は教室での授業よりはるかに勉強になります。役に立たない勉強をさせるより、働いてもらった方が絶対に有意義です。
(ちなみに、働いて稼いだお金が消費につながれば、経済が活性化するというおまけも期待できます。)
役に立たない勉強を我慢して大学に行って大卒の資格を取得すると、就職したときに給料が上がります。ですが、大学でぐうたらしていると、中卒や高卒より給料が良くなるというのはおかしな話です。こういう旧態依然としたシステムは早急に見直されるべきだと思います。
ところで、高校の授業料の無償化が議論されています。極端な言い方になりますが、高校の授業なんて、役に立たない知識を覚えさせられる、ある種の苦行です。授業中に居眠りをしたり、スマホをいじるのも致し方ないと、私は思います。
授業料の無償化とは、そんな高校の授業料を税金で支払おう、ということです。価値あるものに税金を使うのは当然ですが、今の高校の授業に税金を使う価値があるかには疑問が残ります。
話が逸れますが、大学受験でしか使わない一時の知識のために、塾や予備校に通うのは、やっぱり時間とお金の無駄だと思います。大卒の資格を得るために、社会に出てから役に立たない勉強をするのは、何かがおかしいです。
教育の問題は、みんなが経験しているだけに、みんなが興味を持つ問題です。自分が経験したものが基準なので、私の考えには多分に偏見があると思います。それでも、電車に乗っている学生を見て、そんなこんなを考えてしまうわけです。
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