全ての人がポイ捨てをしなかったら街がきれいになるか、というとそんなことはありません。意図的にゴミが捨てられなかったとしても、ゴミが風で飛んで来たり、誰かが過ってゴミを落としてしまったり、ということが起こります。ゴミは誰かが片付けない限りそこにあるので、次第に街は汚れていきます。
ポイ捨て禁止というルールには、街をきれいにするという意図があるはずですが、そのルールを守っているだけでは、街はきれいになりません。
かと言って、街をきれいにするために、「ゴミがあったら清掃しましょう」というルールにするのはやりすぎでしょう。
世の中には、口うるさく「ルールを守れ!」と言う人がいますが、ルールを守っているだけでは、その背景にある目的が達成されないこともあります。大事なのは、盲目的にルールを守ることではなく、目的を達成するために行動することだと思います。(思考を停止してルールだけを順守するのは愚の極みです。)
余談ですが、私はときどき、道端に落ちているコンビニの袋とかを拾って捨てたりしています。理由は、
(1)誰かが捨てないときれいにならないから
(2)風で舞って、自動車の視界を遮ると危険だから
(3)見た目が美しくないから
です。
正直、他人に見られていると少し恥ずかしいです。でも、これだけ合理的な理由があると、やらない方が不自然な気がしてきます。曰く、「義を見てせざるは勇無きなり」。
0 件のコメント:
コメントを投稿