2016年2月14日日曜日

予算制度

 年度末には予算の消化のために道路工事が増えると言います。子供の頃、その話を聞いて、「国の財政は借金まみれなのにけしからん」、なんて思っていました。予算が余ったら次の年に繰り越せるように、予算を2年計画の毎年更新にすべきなのでは?、なんて考えていました。

 正しくお金を使うというのは難しいことですが、「予算が余ると次の年の予算が減額されるから、無理してでも予算を使い切ってしまおう」なんて使い方は、明らかに愚の極みです。


 ところで、普通、買い物をするときは、自分の財布の状況を見て、買うものを決めます。代金を払えないものは買えないのだから、当たり前です。国や企業も同じことができないのでしょうか?

 国や企業は組織が大きいので、財布の中身をチェックするのは大仕事です。だからこその予算計画なのだと思いますが、IT技術が発達した昨今なら、財務状況をリアルタイムに把握することもできる気がします。

 国の財布は借金まみれなので、それを見ているだけでは面白くないですが、例えば、現場で1万円節約したら、それが国の財務状況にリアルタイムに反映されている、とかだったら、面白そうです。

 年1回、議論を重ねて予算を決めたら、突然の災害ですぐに補正予算が必要、なんてことがしょっちゅうです。ならいっそ、年1回の予算ではなく、リアルタイムの財布状況を重視するのは合理的な気がします。

 IT技術はそういった情報処理が大得意です。国や企業においても、その日の財布を見ながら支出を決定する、そんなシステムが登場してもおかしくないのかも?なんてことをふと考えました。

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