2015年11月29日日曜日

賽の河原

 賽の河原とは、死者が石を積んでは鬼が崩すというのが繰り返される場所です。(仏教は専門外なので、間違っていたらごめんなさい。)

 会社員をやっていると、会社の中で無駄な仕事を増やそうとする人をよく見かけます。意味のない仕事を増やして、「忙しい、忙しい」と言うような人です。本人だけならまだしも、周囲の人に余計な仕事を作ってふりまく迷惑人もいます。そして、たいていの場合、本人はそれが無駄な仕事だと思っていません。

 実際は、無駄ではないのかもしれませんが、結果がでなかったり、本当にやるべき仕事を妨げてしまったりするのでは、無駄な仕事と言わざるを得ません。日本の労働生産性の低さの理由の一つはこれだと、私は思っています。

 無駄な仕事は簡単に増やすことが出来ます。まさに、石を積んでは崩すのと同じです。無駄な仕事を延々やらされて、結局、成果が得られないのでは、地獄そのものです。


 私自身、無駄な仕事をしてしまうこともあると思うので、他人のことを悪く言う気はありません。ですが、「無駄な仕事は簡単に増やせて、価値ある仕事の妨げになりうる」ということだけは注意していたいと思っています。
 願わくば、付加価値の高い仕事をしていたいものです。

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