2015年5月17日日曜日

無理な質問

 先日、歯医者に行きました。
口を開けて歯を診てもらって、簡単な質問をされました。

・・・口を開けているときに、質問するのは無理があると思います。
 どうやって返事をすればいいのでしょうか? 「痛くないですか?」 と聞かれて、口を開けたまま「痛いです。」 と言う方法があったら、教えて下さい。
(その後で、「痛かったら手を上げて」 と言ってもらえて助かりました。)



 幼稚園のときに「将来は何になりたい?」と聞かれたことがあります。

・・・幼稚園児に、なりたい職業を質問するのは無理があると思います。
 幼稚園児が知っている知識なんて、たかが知れてます。実際の職業の中身なんて知るわけがありません。知らないことを聞かれても、答えられないのが当たり前です。

 小学生のなりたい職業ランキングがニュースになることがありますが、子供の側からすれば、
「そもそも、職業についてたいして知らねーんだから、聞くなよ。」
くらいに思っている気もします。



 仕事で上司から 「それで大丈夫なのか?」 と聞かれたことがあります。
 これも無理な質問だと思います。この質問に「ダメです。」と答える強者は、それほどいないでしょう。「しっかり確認しろ」という意図なのでしょうが、質問が漠然としすぎです。せめて、「リスクはどこにありそうなの?」 くらい具体的にした方が良いと思いました。

(「ダメだったら、お前の責任だぞ」という裏の声が聞こえる気がします。部下の失敗は上司の責任という認識がないのだろうと思いました。自分の責任という認識なら、もっと真剣に考えるだろうに。自分は気を付けよう。自戒。以上、心の声。)



 以上、世の中にはびこる無理な質問でした。


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