2015年3月22日日曜日

少しロマンチックな数学の話

 数学には「無限」という概念があります。「無限」とは「どんな数よりも大きな数」のことです。

 1,000,000 と無限では、無限の方が大きいです。1,000,000,000 と無限でも、無限の方が大きいです。仮に地球上の原子の総数を数えられたとしても、無限はそれより大きいです。あなたがどんな数を持ってきたとしても、無限はそれより大きいです。無限とは、「ある固定された数字」ではなく、「どんな比較対象よりも大きい」という、動的な概念を意味しています。

 「1, 1, 1, -2, 1, 1, 1, -2, 1, ...」という数列 a_n を考えてみます。この数列の第 n 項までの総和の数列 s_n = a_1 + a_2 + ... + a_nは、n が大きくなるとともに少しずつ増加して、無限大に発散します。数列の項は無限に続くので、少しずつの和でも、s_n はどこまでも大きくなっていきます。「1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる」という歌がありますが、結果的には、無限に成長していくことになります。努力の積み重ねが大事ということですね (^o^)b

 「永遠の愛」なんてセリフがありますが、これは無限の愛と言ってもいいでしょう。たまにけんかしても、永遠に愛を積み重ねるなら、それは無限になります。大事なのは、積み重ねていくということです。

 まぁ、神様に永遠の愛を誓っても、有限で終わってしまう例も多いみたいですが  orz

0 件のコメント:

コメントを投稿