2011/4/10のコラムです。
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私は怒りっぽい人間ではないつもりですが、そんな私でも本気で怒ったことがあります。自分が怒っていることに気づいたときは我ながら驚きました。
どんな人でも本気を否定されると怒るものだと思います。逆に言えば、怒らないようなら本気でないということです。これは、子供が一生懸命作った工作を誰かに馬鹿にされたときに怒るのと同じ原理です。大人だろうが子供だろうが一生懸命にやったことを否定されたら怒ります。私も本気でやっていた仕事を軽視された時は、はらわたが煮えくり返る思いでした。怒りを抑えきれないんじゃないかと恐くなったくらいです。
物事に本気で取り組むというのは、悪いことではないと思いますが、弊害もあります。本気の人は集中しすぎて冷静さを失うことがあります。たとえ正しい意見であっても聞こえなくなってしまうという状態です。そういう時は、間違いを指摘しても怒りだすだけなので困りものです。どんなに本気で取り組んでいても、時に客観的に自分を省みる、そういうふうに心がけたいものです。
人が本気になっている対象は様々です。仕事に本気の人もいるだろうし、趣味に本気の人もいると思います。中には悪事に本気の人もいるかもしれません。うっかりその人のプライドを傷つけて、怒らせないようにしたいものです。
まぁ世の中にはわけもなく怒って周りに当り散らす迷惑人もいるみたいですが・・・・・・。
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