2012年12月9日日曜日
原発どうするんやろ (2011/04/24)
2011/4/24に書いたコラムです。
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今回の話は、何も調べずに書いているので、間違っているかもしれません。悪しからず。
2011/3/11の地震発生以降、福島第1原子力発電所の原子炉が制御不能の状態に陥っています。
原子力発電は、発熱する燃料棒を使って蒸気を作り、その蒸気がタービンを回すことで電気を発生させています。やっかいなのは燃料棒に放射能があるということです。ちなみに放射能とは放射線を出す能力のことです。放射線とはアルファ線、ベータ線、ガンマ線といったやつで、被爆するとがんになったりします。
私が気になっているのは、どういう状態で収束するかです。参考になるのがチェルノブイリですが、こいつはコンクリートの壁で囲って放射線が外部に出ないようにしています。この方法だと、老朽化したときに補修が必要です。でも補修しようとしても被爆の危険があるため簡単にはできません。実際のチェルノブイリの状況を見ても、福島でこの方法をとるのはお勧めできません。
ではどのような状況になるのが良いのでしょうか?
私は最終的には次の2つのようになると思っています。
(1)原発から5~10kmは立ち入り禁止。行政の管理下。それより外では普通の生活ができる。
(2)原発の冷却作業、壁の補修作業などは一切なし。
本当は立ち入り禁止区域は作らないのが望ましいのですが、すでに放射性物質が外部に漏れている以上、原発に近寄らないようにするのは仕方ないでしょう。50年後、「ここより先立ち入り禁止」と書かれたフェンスで寸断された道路があると思うと心が痛みます。人類が地球を汚染しているということを実感します。
難しい問題は(2)の方です。冷却も補修もしないですむようにするにはどうすればよいでしょうか? 燃料棒は放って置いても勝手に発熱します。ということは燃料棒を取り除かなければなりません。原発だって燃料棒を交換する仕組みはあるはずですが、これが機能するなら、早急に燃料棒を取り出してしまうべきです。ただ、どうやら燃料棒も破損しているらしいので、通常の方法では燃料棒は取り出せないかもしれません。この場合はロボットでも使って取り出すしかありません。そんなことできるのかよ? ていう感じです。
最近のニュースはどこどこで放射線が何とかマイクロシーベルトになったとかばっかりですが、そんなのどうでもいいです。どうでもよくはないんですが、一時的な問題でしかありません。しかも屋内にいれば、大量に被爆する可能性はまずないはずです。私が心配なのはどういう収束をみるのかということです。たぶん東電ではそういう議論がされているはずです。そちらの方が気になります。
50年後、人気のない道路の立ち入り禁止のフェンス、そんな映画みたいな光景を思うと本当に心が痛みます。今の子供たち、未来の方々、本当に申し訳ないです。
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