先日、小澤の不等式が実験的に確認されたというニュースがありました。これまでの不確定性原理は不正確で、ハイゼンベルグの不等式に修正が入るとのことです。
このコラムを書いているときに、ハイゼンベルグと入力したら「配膳ベル具」と変換されたくらいなので、たぶん一般の方には縁のない話題なんだろうと思います。でも、量子力学を学んだことがある人にとっては、インパクトが大きいニュースです。
例えるなら、ニュートンの運動方程式がアインシュタインによって修正されたとか、アインシュタインの方程式の宇宙項が実は必要なかったとかに次ぐくらいのインパクトです。この例えが分かる人も限られていますが・・・。日本史で例えるなら、源頼朝の肖像画が、実は違う人物だったくらいのインパクトでしょうか?
恥ずかしながら理論の詳細までは知らないのですが、従来の不確定性原理に量子揺らぎの効果を正しく組み込んだという内容らしいです。100年近く信じられていた理論に修正が入るというのは、少なからず感動します。
小澤先生と研究グループの方々に敬意を表したいと思います。
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